【新唐人日本2011年3月22日付ニュース】地震が頻発する今、関心を集めているのが地震の予測。しかし中国の地方の地震部門には予測する権利がありません。採択されたばかりの第12次5カ年計画の原案でも、地震の予測に関する部分が削除されました。
中国の地方の地震部門には予測する権利がありません。先日終了した全国人民代表大会で、採択されたばかりの第12次5カ年計画の原案でも、地震の予測に触れていません。これに対し専門家は、政府はもっと地震の予測を重視するべきだと訴えます。
四川省地質専門家 範曉さん:「全人代は地震予報に触れませんでした。地震の短期予測は今の科学では無理です」
地震の予測には3種類あり、短期、中期、長期に分かれます。短期予測では、数日から3カ月以内に起こりうる地震の場所、時間と規模を予測します。
四川省地質専門家 範曉さん:「中長期の予測では短期予測のレベルに達しません。時間場所 規模を正確に予測するのは大変です」
また、災害後の避難や救援、建築の耐震強化に対し、政府は力を注ぐべきだとも述べます。
四川省地質専門家 範曉さん:「地震が起こった後に津波が押し寄せます、時間差があります。この時間差を使い警報を出して避難させ救援する点をきちんとやるべきです」
中国地震局の一部の専門家は、地震は予測できると考えているようです。中国科学院の専門家、陳運泰さんも、地震予測の強化を今回採択した5カ年計画に入れるべきで、安易に除くべきではなかったとため息をつきました。
新唐人テレビがお伝えしました。
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